なぜ、高い声が出ないか

なぜ、高い声が出ないかについて。もしくは広く、高い声、について。

これはボイストレーニング界においては、ここ10年ほどで定説となってきているんだけど、輪状甲状筋,,,(我々は「前筋(ぜんきん)」と呼ぶ)という筋肉が、大いに関わっている。これがまず発声科学的な話。

この前筋という筋肉は、ノドの中、まあ厳密にいうと、喉の外側ではあるのだけども、ノドに組み込まれた筋肉。つまり、誰もが高い声を出すための筋肉を生まれつきにして持っている。

前筋が働くと、声帯が薄く引き延ばされる。声帯が薄く引き延ばされれば、輪ゴムとおんなじように、弦から「ピン」と高い音が生成される。だもので、この前筋という筋肉を使える状態にしてあげることが大事、ということになる。

前筋をどうやってトレーニングするか

これもボイストレーニング界では定説となっているが、前筋をトレーニングするには、とにもかくにも、裏声。裏声をとにかく出すこと。歌いなれていない成人男性などの「音痴問題」などはだいたい裏声のトレーニングをしっかりやってあげれば、それだけ改善したりもする。女性で、「そもそも裏声と地声がよくわからない」という人も多いが、その場合はとりあえずなんとなく裏声ってこんな感じ?というノリで、高い声を出しておけば良い。それで前筋はとりあえずは動くからだ。