会社辞めるあなたに一言、言っておく

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岩崎ひろきです。

ウーヌスが終わってから、ちょっとスピードが落ちてたんだけど、またぐんぐんテンションがあがってきた。

というのも、たぶんあったかくなってきたから。花粉は死ぬほど飛んでるけどね。僕も目が真っ赤。みんな大丈夫?

スピードが落ちたりして、しばらくゆっくりしていようかな、なんて思ってたんだけど、

また上がってくると、楽しそうなニュースが飛び込んでくる。

知り合いの凄腕ボイストレーナー(関西の女性ボイストレーナー)が、朝からメッセージを送ってきた。

「岩崎さん、このメソッド知ってる?今度体験レッスン受けてくるよ!」

…ってあなた、一体いくつのメソッドを勉強すれば気が済むのよ。って言いたくなった。そういう勉強熱心な人なんだ。

淡々とずっと声の勉強を楽しんでる。上がり下がりが、僕に比べるとずっと少なくて、ひたすらに、淡々とやってる。

ああいう人が一番成功するタイプなんじゃないかなって思う。いい仲間を持った。

今日は昼から個人レッスン。

最近よく来るボイストレーナーの人がいる。年上で、キャリアも長いんだけど、僕に指導法を教わるために、レッスンに来る。

僕も喜んで教えていて、知ってることはもう全部教えようくらいに思っていて、ついつい話しすぎてしまう。

ちなみに、ボイストレーナーは別に、よく来る。年上の方も多い。先輩が僕のところに学びに来るなんて、光栄だし、それから学ぶ姿勢を忘れない彼らを心から尊敬する。

中にはボイストレーナーという経歴を隠す方もいるけどね。

でも、僕は「ググり名人」なので、だいたい同業者の顔はわかる。笑

でも、気にせず教えることにしている。そもそも僕の指導法は僕が編み出したものじゃなくて、

僕の偉大な師匠、先輩、友人のトレーナーたちが厚意で教えてくれたものだ。

だから、パスしてもらった宝物は、ちゃんとパスしなきゃいけないと思ってる。

僕がそこでストップをかけて小銭稼ぎをしてもしょうがない。

僕が一時的に儲かったような気持ちがするだけで、どうせあとあと自分の首をしめる。

加えて、業界全体のレベルアップスピードが遅くなるだけだ。誰も得しない。

「みんなが同じ高いレベルの技術をもってしまったら、食いっぱぐれる人が出て来る」

そう言われたこともある。

「うっせえなそんなの最終的には人間力で勝負しろよターコ」って思うよ。

その後のレッスンでは、古い歌仲間が来てくれた。歌仲間といっても、彼はずいぶん若い。

まだ25歳の男の子で、この春、会社を辞めるという。

あまりにブラック体質の会社だったようで、ずっと体調を崩していたみたいで、決心して、退職。

退職後は何か自分で事業をしたいんだと言う。大変だなあ、と思う。

「個人事業主をやってる岩崎さんに話を聞きたくて来ました」

だって。どんなボイストレーニングレッスンだよ、と思いつつ、色々話をした。

僕が精神をやられて一年間でサラリーマンを辞めたこと

辞めたあと、六本木のクラブでピアノ演奏の仕事をしたこと

音楽がお金になるまでそれなりに頑張ったこと

今後の働き方のこと

上の世代の価値観と、僕らの価値観がズレていること

教室や、レッスン業も、時代に合わせて展開していかないと誰かを傷つけてしまうということ

…いつもの早口で、ペラペラ話した。

なんか、若い男の子って好きなんだよな。僕は末っ子だから、弟みたいな存在ができると、「兄貴ごっこ」が出来て楽しい。

春はユニークなシーズンだと思う。

期待と、寂しさと、あと憂鬱さも同居してて、いつもなんとなく切ない。

会社を辞める彼は「自分にスキルがあるかどうか不安です」と言っていた。

でも、会社を自ら辞める勇気を持つ人間は、成功する見込みがあるのだと思う。

僕が会社にいたとき、

「はあ、めんどくせえ、辞めてえ」

とか言いつつ結局10年以上勤務している…そんな人が大勢いた。

僕にしてみれば、辞めたいのならなんでやめないの?といつも理解に苦しんでいた。

(いやまあ、生活、家族のことがあるのはわかります)

でも、彼は辞めた。大人しそうで、純朴な青年だったのだけど、彼は辞めた。

彼にしてみれば、勇気を振り絞ったビッグアクションだったのではないかと思う。

勤続した2年間で、病みながらも、ためにためた渾身の一撃を今、繰り出したのだ。

「2年間しか働いてないのに、なんもわからないよ。そんな根性なしは転職したってうまくいかないよ」

とか、「転職した経験もない同僚たち」に言われてることだろうと想像してしまう。でも彼は、辞めた。

退職は、いつもおめでとうなのだ。大きな決心をしたこと、おめでとう。

そう簡単じゃないだろうけど、うまくいってほしい。

「春に」

…あー、総じて言いますと、春だなあ。春っていいなあ。

なんとなくザワザワした気持ちが心地よい。

あの曲を思い出すわ、ほらあれ。

「この気持ちは何だろう

この気持ちは何だろう

あの空のあの青に手をひたしたい

まだ会ったことのないすべての人と

会ってみたい話してみたい

明日と 明後日が一度に来るといい

ぼくはもどかしい」

知ってる?知らない?