ウーヌスに向けてのボイストレーニング,,,「ラリンジャルポジション」

6/3のワークショップ、「ウーヌス」に向けてのボイストレーニング課題「ピース」を発表します。

今日は、2回目のピース。「2」ラリンジャルポジションです。前回の「オープンネイザル」もぜひ復習されてくださいね。

1「オープンネイザル」(公開済)

2「ラリンジャルポジション」

3「ラメンテーション」(5/20公開)

4「メッサディボーチェ」(5/27公開)

今日は、「オープンネイザル」から、やってみましょう。

オープンネイザルを復習しよう

オープンネイザル、とは「鼻」の使い方によって分類される音色パターンです。具体的には軟口蓋(なんこうがい)という発声の部位を「オープン」状態にすることです。

軟口蓋は「鼻のゲート」と言われています。

オープン状態にすると、鼻に息が流れ始めます。音色はより柔らかくなります。

 

●オープンネイザル(nga-nga)

 

「んが」という言葉を使うと、オープンネイザル状態になりやすくなります。

チェック方法

「オープンネイザルができているかどうか?」のチェック方法は、「鼻を触る事」です。オープン状態になっていると、鼻に十分な振動が感じられます。

メモ

こんな質問がありました。「オープンネイザルが正しい発声法という事ですよね?」と。いいえ、そういうことではありません。正しいかどうかは、音楽のジャンルによりますし、それから最終的には好き好み、の問題です。「鼻腔共鳴がやはり正しいんだ!」とかそういうことを主張したいのではありません。

ロックシンガーや、強烈な地声を張り上げるミュージカルシンガーやゴスペル歌手はむしろ「クローズネイザル」にします。今やっていることとは逆の方向です。

今回は代々木上原ムジカーザというクラシックホールでのワークショップです。ですから、あえて「オープン」状態を選んだ、ということです。全員で声が揃うと、本当に美しいですよ。

代々木上原ムジカーザで、美しいユニゾンを作り上げましょう。

ラリンジャルポジション

さて、今回のメイントレーニングです。「ラリンジャルポジション」です。簡単にいうと、「喉仏」の位置、です。

まず基礎知識ですが、喉仏は「上下に動きます」。

喉仏を上下に動かした声を出して見ましょう。

 

●喉仏の上中下

 

喉仏を上中下で、3ポジションで動かしてみました。母音は「え」がいいでしょう。喉仏が高い時は、アニメキャラクターのような声がしますし、それから低いときは深みのある音色になります。「暗い」とも言えるかもしれませんね。

NGパターンはこれです。ほとんどの人がまずこうなるでしょう。

 

●NGパターン

 

喉仏が動くにつれて、音程も変わってしまっています。これでは喉仏のコントロールができているとは言い難いでしょう。音程や、音量が変わらないように練習してくださいね。

オープンネイザル+ラリンジャルポジション

さて、ここからぐっと難しくなります。ちょっとレベルをあげすぎて心配にもなりますが、トライしてみましょう。

オープンネイザル状態(鼻に振動がきている状態)で、ラリンジャルポジション練習をしましょう。

 

●オープンネイザル+喉仏高い 女性

 

●オープンネイザル+喉仏高い 男性

 

鼻に振動がきているか、必ず鼻を触って確認してくださいね。

次は、喉仏を下げましょう。喉仏を下げて、オープンネイザルです。

 

●オープンネイザル+喉仏低い 女性

 

●オープンネイザル+喉仏低い 男性

 

もちろん、これも鼻に振動がきていなかったらNGです。

「オープンネイザル+喉仏が低い」

オープンネイザルで喉仏を下げた練習を取り出して、歌声にしていきましょう。

「Mo」という言葉を使って練習するのがいいかと思います。

 

●「Mo」女性

 

ビブラートをつけて、よく響かせてください。喉に負担があったり、鼻の振動がなくなったらNGです。お手本のような深くて、柔らかい音色をよく模倣してくださいね。

 

●「Mo」男性

 


以上です。

最後の「Mo」の練習は長い時間をかけて練習していくものです。お手本を模倣していくと、だんだんよく響くようになっていくはずですよ。

以上、これで「ラリンジャルポジション」の練習でした。楽しんでやってくださいね。

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