岩崎です。
前々から書くぞ書くぞと思っていて、結局当日になってしまった。
あの、「音感訓練」を受けたくありませんか。
ゴスペルをやってるかた。
「なんかハモらないな」って思ったことありませんか。
ピアノを使って、しっかり音をとったのに、結局ハモらない、そういう経験がありませんか。
僕も、腰君と出会い、変わった
多分その経験、かなり考え方を変えないと、実際のところは成就されることはありません。ありませんと断言、してみましょう。まあよく言われていることですが、ピアノはいわゆる平均律なので、ハーモニーを聞かずに、「私はこの音だ。つられないように」とやっている限り、ハモっているな、という感覚は得られません。(今、「??」と思ったかた、そんなに難しい話はしませんから、このブログを最後まで読んでみてください)
,,,とか何とか、よくまあ僕が偉そうにいうなあ、と自分でも思います。でも実は、この数年です。「ああなるほど、これは今ハモっているな」と実感するようになったのは。腰くんに出会ったから、です。
腰君は友達のゴスペルディレクターです。管楽器を経験して、その後アカペラ指導者になり、でゴスペルの世界へ。優れたピアニストでもあります。
彼と飲んでいる時でした。「ひろきさん、この音、聴こえます?」突然彼が「うー」と言います。うー??いや、まあ聞こえるよと、答えると、彼が続けます。
「いえ、そうではなくて、ドではなくて、今僕、倍音のソを強く鳴らしてるんですが、これ聞こえますか?」
その後、彼とはスタジオによく入るようになりました。僕の阿佐ヶ谷のスタジオで、お酒などを飲みながら、彼のハーモニー理論と実践を受けました。何ヶ月かした、あるタイミングで、彼が「それです!」と叫びました。僕も、言いました。「これじゃない!?」と。その時です。僕の耳に、いや脳に、ブレイクスルーが起きたのが。
音の認知方法が、変わった
それは今まで、音を「単独」で聴いていたのが、音の集合体を聞くようになった感覚でした。音を聞いているというより、「波」を聴いている、波に触るような感じです。波を捉えると、他者と音楽を奏でるときに、「波が落ち着く瞬間」が訪れます。その時はある種静かですし、それでいて、場の支配力が圧倒的に強まります。これを僕は「ハモっている」状態なのだと認識しました。
これはつまり「音の認知方法」が変わったのと同義です。
例えばほら、ソプラノ、アルト、テナーとあるでしょう。アマチュアの人は皆「自分のパート以外聴こえません」と言います。でもクワイアディレクターに聞いてみてください。全パート聞こえます。当たり前だ、と思いますかね。
でも、それは結構大事なヒントで、皆、「自分に必要な音」以外は、聴き取ることができないのです。何でもかんでも全部拾っていたら、耳が疲れるでしょう。だから、脳は勝手に、聴きたい音だけを拾って、それ以外はカットします。これが脳の仕組みというものです。それは「アマチュアの秘訣」とも言えます。
だから、音にも認知方法というものがあるのです。つまるところ、音楽教育とは、この認知方法を変えていくことなのですが,,,おっと難しくなってしまった。
でもまあ、わかるでしょうきっと。例えばね、ほら、子供ができたら、ベビーカーが街に増えると言いませんか。今まで気づいてなかったけれど、存在すら知らなかったけれど、街にベビーカーなんていくらでもあったのです。それが自分ごとになった瞬間に、姿を見せる。これが認知の世界で、まさに認知が変わった瞬間です。
僕の場合は、腰君と時間を過ごすことで、音の認知方法が、革命的に変わりました。音を単音で聴いていたのが、ざっくりとした波で捉えるようになり、ハーモニーを作るときは、その波が落ち着く瞬間を探すようになった、ということです。
音の認知は、宝物
話が長くなりましたが、このブログに興味がある、ゴスペル関係のあなたへ。
僕と同じ体験がしたくありませんか。僕は腰君から宝物をもらったと思っています。はもれるようになるだけではありません、音楽の捉え方が変わるのですから。聞こえる世界が変わるのです。今までなんとなくスピリチュアルで美しかったもののが、その全貌を見せて、それでいて、驚いたことにもっと美しかったのです。「ああ知らなかった」と。こういう風に音楽を聴いている人たちがいたのだと。その世界を見ることができた、という感動です。
このブログを書いている理由について最後に述べますが、
腰君という音楽家を1人でも多くの人に知らせなくてはいけないという思いと、また、ピアノで音をとって、「どうしてうまくハモらないだろう、間違ってはいないはずなのに」と苦戦しているあなたに、伝えたいことがあるからです。多分、あなたはまだ何も、本当に何も知りません。これから知る美しい世界があります。
腰くんの音感塾。「resonant」のラインアカウントから問い合わせてください。今日が締め切りだそうですが、今日中に、問い合わせてみてください。